本州最東端の街宮古の小さな牛乳屋のつぶやきブログ

牛乳屋のことだけのブログにします。お客様との会話なども入れますのでコメントを下さい。愚痴が多いかも・・特に端っこの牛乳屋さんお友達に為りましょう。県の端や岬の端の方

災害と支援

北海道の酪農家さんが、停電で搾乳が難しい状況下で、搾乳した牛乳を取引メーカーさんが集乳に来ないので全量捨てざるを得ない。                  乳房炎も多発している。                               誰が保証してくれるんだと言うような事が、新聞紙上に乗っかっておりました。   お気持ちは痛い程わかります。 

生き物を飼っておられると、自分のことよりそちらの方が最優先にならざるえません。よ~く分かります。                      

ブラックアウト・電気は来ません。人間の手での搾乳大変な作業でしょう。 

しかし、災害は全ての人に多大な影響を与えます。

停電で、医療器具が使えずお亡くなりになった方もおります。 

3.11の時、何日も真っ暗闇で過ごしました。

蝋燭を買いに行きました。                          

そこの、奥さんは「困った時はお互い様だから」と代金は受け取りませんでした。  電話もダメ! 携帯もダメ!(この災害から中継局を増やすようになりました)市内で一か所UAが繋がる場所があり、長い行列が出来ました。

市内では、情報がつかめず東京からpcに入る(電気が入った時点)地元の情報を皆に口伝えでの拡散でした。特に、無事か否かの情報が宮古出身の方々のネットワークで伝えて貰いました。

ガソリンも無い、スタンドでも手回しで汲み上げ給油してくれました。(しかし千円分)だだし、マイナス気温の夜中の1時~2時から湯たんぽを抱いて行列を作ってました。100台だけが何日も続きました。

灯油も無い。入荷の情報は携帯に誰かしらが入れてくれた、それを近所に拡散。   誰も、文句は言いませんでした。

その後の支援は、紆余曲折で、一部損壊・半・全壊で全然桁外れの差がありました。

しかし、その頃からですかね、被害に会わない方が気を使わなくてはならない状態が 一部では出始めました。

支援は決して公平ではありません。

住居が助かり、お店が全壊には支援金ゼロ。なんで収入をしろと・・・

酪農家さん、辛い気持ちはわかります。     

前にも書き込みましたが、情報収集が出来るかできないかの差は大きいです。    被災に遭わない福祉団体には、どんどん車が送られてくる。

個人で車を流された方は、どうにも出来ません。

とにかく、支援の仕方がわからなかったのもあると思います。

業界団体のトップだけが支援のあるのを知っていて、下部会員は知らずに買い揃えたという例は数え上げたら切りがないと言いたい程です。

自分で動かなければ何も手に入りません。

8年経って、ますます厳しい状況です。辛いです。

復興が目に見えてきた頃にヤバい状況になっていたのに気がつきますよ。

気が付けば良い方かも・・・・・・

どんどん、格差が広がっております。

金のだぶついているつまり震災バブルといったらいいのかもです。

一部だけの業界に復興という名目の金が動いております。

被災地で、地元企業の姿は滅多にみかけません。

世の中、不公平で成り立っております。

酪農家さん、保障して貰えると良いですね。