牛乳屋さんが成り立たなくなっているのか?
当地では牛乳屋さんが続けて2軒廃業しました。
ここで言う牛乳屋さんは、昔ながらの家業経営の牛乳屋さんの事と思って下さい。
どちらも、突然という感じでお客様を手放したようです。
他所の販売店に引き継ぐ事も無く、メーカーさんが放り投げさせた感じです。
こちらの牛乳屋さんは、日本一のM乳業さんの販売店です。
創業は多分明治時代か大正の初め頃かと思われます。
他人様の事ですので、あれこれ言えませんが、お客様には乳業さんの都合でと言っていたらしいです。
被災地にかかわらず、全国どちらさんでも、少子高齢化による顧客の自然減が多発していると思いますが、矢張り被災地はかなり厳しいです。
量販店の価格を見れば、(我々の仕入れ価格を大幅に割っています)若い人ならずとも、宅配180mlビンに20~30円追加すれば1000mlが買えます。
特売時には3~4本とまとめ買いしているのを見ますと、泣きたくなります。
売上げ減少は当たり前でしょう。
自分達が、その価格で量販店が利益をとれるような納入価を設定している訳ですよね。
それで、牛乳屋が減本すればストップ!!!
多分、そういう流れでの廃業させられたような感じにとられるような、販売店さんの奥歯に物が挟まったような言い方だったよと、あるお客さん言っておりました。
後継者もおられる牛乳屋さんなんですがね。
確かに、宅配本数が減少して配送費がペイ出来ない事情もありましょう。
その販売店さんと、膝つき合わせて真剣に将来のことを相談したのでしょうか?
PCから抜き出したデーターの数字だけでの膝爪談判で、「もういいや辞めるよ」となったのではありませんか?
いづこも乳業さんも同じ対応なのでは?
(営業担当が、いろんなオプション企画を持ってくる事が無くなってしまいました。第一訪問すること事態が七夕様の牽牛と織女並みですからね。
それで、ディラーを責めては「なんだかな?)
その上での廃業なら、同じエリアで配達している同メーカーさんの販売店に、お客様を引き継ぐ手当をせずにゼロにするのは外野から見るに余程の事情があったのかなとは思いますが、釈然としません。
一体何事があって顧客を100%ゼロにしてまでも切り捨てなければならなかったのか?
100年以上牛乳屋で地域に溶け込んでいた販売店さんでしたがね。
ここのお客さんは営業をかけても一軒も鞍替えして貰えなかった唯一のお店でした。
明日は、我が身となるのかも?
営業担当に「ヨイショ!!しないんでしょう?」と後輩販売店に言われたこともあるけど、そんな世界なんですか乳業界って・・・・・・・・・
別の一軒は自業自得的なところもありましたが、奥さんは化粧らしい化粧もしないで朝から晩まで走り回っておりました。息子さんもいて一緒に配達してましたが・・・・奥さんが気の毒です。
食べていけるだけの蓄えがあったら廃業も良いかもね。
それでの廃業なら拍手ですが、本当のところは何なのでしょう?
全国的にも廃業店が多数現れつつあるようですね。
ここは、乾坤一擲頑張らなきゃ!!!
辛い流通になって行くようです。